現場

新人看護師の効率的な勉強法

新人看護師によくある悩みのひとつとして、看護師としての力量を上げたいのだが、日々の業務に追われてなかなか勉強ができないということがある。 この悩みの解決策としては、体系的に勉強をしないことだ。 勉強と聞くと、専門書をひらき、前から順番にマスターしていくイメージがあるかもしれないが、このやり方はあまり効果的ではない。 人間の脳には、実感がなく馴染みのないことに対して退屈してしまうという特性がある。 勤務で疲れた状態でこのような勉強をしようとしてもあまり頭に残らないし、長続きしない。 では、どのようにすれば効果的かというと、どんなに些細なことでもよいので、勤務中に疑問に思ったり、うまくできなかったことを簡単なメモに残して、それを調べていくのである。 例えば、ある脳梗塞の患者の頭を冷やさないよう指示が出たが理由がわからなかった場合、そのことについて調べるのである。 そうすれば頭部を冷やすことで血流が悪くなると再度、脳梗塞が起きやすくなることや現在と昔では医学の常識が変わってきていることがわかるだろう。 このような勉強の仕方の利点は、自分が今関わっていることなので興味を持ちやすく頭に残りやすいということと、現場にそくした勉強なので、すぐに役立ちやすくモチベーションがあがるということにある。 まずは、現場で疑問に思ったことを調べよう。 そして疑問から派生したさらなる疑問について調べよう。 そうすれば、部分が全体につながり、先に上げた体系的な勉強も効率よく、興味深くできるようになるかもしれない。 《参考HP:http://kangoshi-benkyo.com》